中央競馬の三冠レースは、皐月賞・日本ダービー(東京優駿)・菊花賞ですね。
まあ、これは、競馬をやる人にとっては常識の範囲でしょう。
ところが、地方競馬の三冠レースとなると、けっこう知らない人も多いのではないでしょうか。
僕も地方競馬をやり始めるまでは、まったくと言っていいほど知りませんでした。
なぜ地方競馬の三冠は知られていないのか
そもそも中央競馬と地方競馬では、世間の認知度が雲泥の差。
さらに、地方競馬は各地で主催者が異なるので、全国的な話題になることもないんですよね。
そして、もうひとつ、地方競馬の三冠レースが知られていない理由として、そもそも、三冠レース自体がコロコロ変わったり、なかには三冠レース自体が整備されていない、なんていう事情もあったりします。
※地方競馬の三冠レースと、三冠を達成した馬の一覧は以下のサイトが詳しいです。
三冠馬の当たり年になるか
そんなわけで、マイナーな定義である地方競馬の三冠ですが、今年は門別(ホッカイドウ)競馬で、三冠馬が誕生しました。
リンゾウチャネルですね。
北斗盃・北海優駿・王冠賞が三冠に定義されてから、2010年のクラキンコ以来2頭目の三冠馬に輝きました。
そして、今年、もう一頭、三冠馬誕生が期待されています。
佐賀競馬のスーパージンガです。
実は、佐賀競馬は長らく三冠が定義されてこなかったのですが、2018年に佐賀皐月賞・九州ダービー栄城賞・ロータスクラウン賞の3レースが三冠レースとして定義されました。
そして、三冠定義から2年目にあたる今年、スーパージンガが佐賀皐月賞・九州ダービー栄城賞を快勝。
いよいよ9/2(日)のロータスクラウン賞で佐賀三冠に挑みます。
地方競馬で1年に2頭の三冠馬が誕生なるか、注目です。
三冠がかかるロータスクラウン賞
そんなわけで、いつにも増して緊張感が漂う感じがする佐賀競馬。
三冠がかかるロータスクラウン賞を予想していくことにしましょう。
距離は2000mということで、ダートグレードレースの佐賀記念と同じ距離になります。
今年の出走は10頭です。
早速、上位人気馬の予想から入りましょう。
予想上位人気馬
1番人気 スーパージンガ
2番人気 テイエムヒッパシレ
3番人気 ニュールック
1番人気スーパージンガは間違いないでしょう。
おそらく、単勝オッズは1倍台前半ではないでしょうか。
2番人気以下が難しいですね。
一応、2番人気に挙げたのは佐賀の中距離線で好成績を残しているテイエムヒッパシレ。
3番人気は、かつて4連勝を遂げてスーパージンガにも勝ったことがあるニュールックでしょうか。
それでは、それぞれ人気上位と予想される馬の取捨選択をしていきましょう。
予想上位人気馬の取捨選択
スーパージンガ
買い要素:説明するまでもなく、佐賀2冠を圧勝。古馬にも重賞で勝っており、もはや敵なし状態。
不安要素:前走競走除外となっており、影響が心配
テイエムヒッパシレ
買い要素:1750m以上のレースで8回走って掲示板外は九州ダービー栄城賞の6着のみ。長い距離で安定感あり。
不安要素:戦績を見ると、あまり強い相手と当たっていない印象。
ニュールック
買い要素:かつてスーパージンガにも勝っている。山口勲騎手騎乗
不安要素:最近、6戦連続で馬券外。距離も延長でどうか。
荒れる・荒れない判定
まあ、スーパージンガは堅いと思いますが、ほかはどんぐりの背比べ状態。
2着・3着狙いで来るような馬が多くいそうなだけに、馬券戦略は非常に難しいところです。
推奨の穴馬
⑨オーチンハラショウ
実績的には劣るのですが、前走を勝って勢いがあることと、どんなレースでも大崩れはしない強みがあります。
九州ダービー栄城賞で3着にも入っていますし、台風の目になりそうなのはこの馬だと考えました。
ロータスクラウン賞の予想
◎スーパージンガ
○テイエムヒッパシレ
▲オーチンハラショウ
馬は生き物なので、何があるかはわかりません。
ただ、何もなければスーパージンガの優位は揺るぎません。
前走で古馬を撃破しており、しかも、ただ撃破しただけでなく、佐賀で11連勝中だったハッピーハッピーを下しています。
そんな馬が今回の相手に負ける絵は想像できないですね。
以下、中距離で安定しているテイエムヒッパシレは押さえておきたいですね。
他は本当にどんぐりの背比べ。
当日の体調や雰囲気だけで、大きく人気が変わってきそうな感じがします。
一応、挙げたのは前走Bクラスで快勝しているオーチンハラショウ。
この馬も距離が伸びたときにどうか、という懸念はありますけど、一応、九州ダービー栄城賞3着ですから、いったんは安心していいかと思います。
ということで、予想は書きましたが、やっぱりこのレースは、スーパージンガが三冠を達成できるのか否か、を見るレースでしょうね。
普通に、ごくごく普通にやれば、問題ないと思いますが・・・。
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