8月に入ってはじめての予想です。
梅雨明けしてからというもの、暑い日が続いていますね。
こう毎日、毎日暑いと、人間はもちろん、馬の体調にも影響が出ると思います。
人間と同じで、馬も夏に強い馬、弱い馬がいます。
今回予想するのは月曜日川崎のメイン、芙蓉賞。
3歳限定の2000m戦。
出走は8頭と少頭数です。
川崎の2000mは施行回数が少ないコース。
したがって、コース特性による傾向を出しづらいコースでもあります。
したがって、今回は「夏」をテーマに、この暑い時期に強い馬の傾向を探ってみたいと思います。
7・8月に強い騎手
さて、最初に探ってみたいのは、ズバリ「夏男」
この時期は、人も馬も暑くてしんどい時期ですが、そんな暑い時期に強い騎手を探してみたいと思います。
例によってデータは、2016年以降、2019年7月30日までのデータを用いて検証します。
川崎だけのデータでもいいんですが、今回は南関4場のデータで分析してみたいと思います。
順位 | 騎手名 | 騎乗回数 | 勝利数 | 勝率 |
1 | 矢野貴之 | 912 | 175 | 19.2% |
2 | 森泰斗 | 746 | 126 | 16.9% |
3 | 真島大輔 | 701 | 117 | 16.7% |
4 | 笹川翼 | 844 | 108 | 12.8% |
5 | 的場文男 | 558 | 71 | 12.7% |
6 | 赤岡修次 | 609 | 70 | 11.5% |
7 | 瀧川寿希 | 606 | 70 | 11.6% |
8 | 和田譲治 | 738 | 67 | 9.1% |
9 | 山崎誠士 | 522 | 59 | 11.3% |
10 | 左海誠二 | 347 | 56 | 16.1% |
というわけで、勝利数順に7・8月の成績を並べてみたところ、1位に輝いたのは矢野騎手。
勝利数だけでなく、勝率もいいですね。
7・8月に強い種牡馬
次に探ってみたいのは、種牡馬成績。
夏に強い種牡馬っているのでしょうか。
まあ、同じ父だって、馬それぞれに個性がありますから、一概に言えないのはわかっていますが、それでも体質的に強い・弱いというのは傾向としてあるかもしれません。
騎手と同じデータを用いて検証してみましょう。
順位 | 種牡馬名 | 出走回数 | 勝利数 | 勝率 |
1 | サウスヴィグラス | 765 | 92 | 12.0% |
2 | パイロ | 457 | 62 | 13.6% |
3 | ゴールドアリュール | 428 | 57 | 13.3% |
4 | クロフネ | 355 | 38 | 10.7% |
5 | シンボリクリスエス | 362 | 36 | 9.9% |
6 | プリサイスエンド | 295 | 34 | 11.5% |
7 | キングヘイロー | 348 | 33 | 9.5% |
8 | ヴァーミリアン | 445 | 32 | 7.2% |
9 | スマートファルコン | 179 | 32 | 17.9% |
10 | カネヒキリ | 349 | 29 | 8.3% |
サウスヴィグラス・パイロ・ゴールドアリュールと、地方競馬のリーディングサイアーランキングそのままのような傾向が出てしまいました。
特にサウスヴィグラスの勝利数はダントツですね。
ただ、勝率の方で見てみると、優秀なのはスマートファルコン。
スマートファルコン産駒の2018年通期の勝率が15.9%ですから、夏場に調子を上げる傾向にあることは間違いなさそうです。
今回予想する芙蓉賞に産駒の出走はありませんが、夏にスマファル産駒が出てきたら要注意です。
芙蓉賞の予想
◎ケンゴッド ○トーセンボルガ ▲ダンサーバローズ |
この時期の3歳限定戦ということもあり、どの馬も決め手を欠く印象の馬ばかり。
せっかく夏に強い騎手や種牡馬の傾向を探ったので、その傾向に沿って予想してみました。
◎を打ったのは、矢野騎手×パイロ産駒のケンゴッド。
パイロ産駒は上記のとおり、7・8月の成績でいうとサウスヴィグラスに次ぐ2位ですので、十分夏に強い種牡馬と言えるでしょう。
パイロ産駒はこのレース8頭中3頭いますが、ケンゴッドが一番安定していそうですね。
「夏男」矢野騎手の手綱に期待です。
以下、重賞でも好成績を残しているトーセンボルガ、2000mで好成績を残しているダンサーバローズを挙げました。
8頭立てのわりに、難解だと感じるのは僕だけでしょうか・・・。
言うまでもなく、当日のパドックや返し馬から馬の調子をよく見極めて馬券を買いましょう。
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