競馬の楽しみ方のひとつに、「レース名」があると思います。
中央も地方も、その月の誕生石の名前を使っていたり、季節の花の名前を使っていたり、地名を使っていたりと、個性的なレース名が溢れています。
地方競馬ですと、個人協賛でレース名がつけられたりするサービスもあります。
あれ、けっこうおもしろいなぁ、と思う反面、後で馬柱を見たときに、レース名からレースランクがわからなかったりして、予想をする上ではけっこう不便だったりします。
C3-4組とか、なんの味気もないレース名の方が、かえって予想するうえでは便利だったりしますね。
MRO金賞はどう読むのか
さて、今回予想する金沢の重賞、MRO金賞。
MROは「エムアールオー」と読むそうです。
何をあらわしているのかというと、地元の放送局、北陸放送の略称なんだそうです。
金沢にまったくなじみのない僕は、まったくピンと来ないレース名ですね。
そして、なんとなくですが、このレース名を見るたびに
「モロ金賞」
と読んでしまいます。
一気に卑猥な感じのするレース名になってしまうと思うのは僕だけでしょうか。
・・・僕だけでしょうね。
さて、くだらないことはさておき、早速このMRO金賞を予想していきましょう。
距離は1900m戦です。
今回の予想スタイルについて
前にもこのブログで言及したことがありますが、金沢は距離体系がけっこう複雑で、なおかつ開催日が少なかったりするので、各コースごとのレースデータの蓄積がやや浅いところがあります。
今回の舞台1900mについても、まあそれなりにレースデータは集められるものの、傾向という傾向が把握しづらいコースです。
したがって、今回も金沢1900mの特性から入る予想ではなく、出走各馬の取捨選択、すなわち「買い要素」と「切り要素」を挙げていくスタイルで予想をしてみたいと思います。
ちなみに今回のメンバーはダービー馬2頭が参戦するなど、好メンバーが各地から集まっています。
面白いレースが期待できそうです。
MRO金賞 出走各馬の「買い要素」「切り要素」
ベルリーフ
買い要素:鞍上名手。最内枠。
切り要素:実績見劣り。
ニューホープ
買い要素:成績安定。常に馬券内
切り要素:距離はマイル前後あたりがベストか。
ロンギングルック
買い要素:成績安定。石川ダービー馬。
切り要素:ハイペースに弱い印象。相手強化でどうか。
ナラ
買い要素:遠征経験豊富。遠征先でも安定した成績。
切り要素:相手がかなり強化。距離も長いか。
フォアフロント
買い要素:重賞で常に安定した成績。鞍上も頼もしい。
切り要素:ベストは1600m以下か。初の遠征・金沢コースがどうか。
テンマダイウェーヴ
買い要素:1700m以上の中長距離は安定した成績。
切り要素:いいところまでいくが勝ちきれない弱みあり。
スタークィーン
買い要素:鞍上強化。
切り要素:明らかに実績見劣り。距離も流そう。
タンクティーエー
買い要素:金沢転入後連勝中の勢いあり。
切り要素:相手が二段も三段も上がってどうか。
バンローズキングス
買い要素:兵庫ダービー馬。ダートグレードレースでも好走
切り要素:初の遠征競馬
ミエルミエーレ
買い要素:前走重賞で低評価ながら2着に好走。
切り要素:距離が長いか。
テツ
買い要素:重賞や中央競馬でも好走。
切り要素:1400m前後がベストの馬。距離が長い。
セイガイハ
買い要素:前走は鋭い末脚を繰り出しての勝利。
切り要素:さすがにこのメンバーでは実績見劣り感あり。
MRO金賞の予想
◎バンローズキングス ○テンマダイウェーヴ ▲ロンギングルック △フォアフロント |
西日本の3歳馬の頂点を決めるようなレースになりそうなメンバー構成。
エムエスクイーンあたりが出走してくれればもっと盛り上がったと思いますが・・・。
そんな中で本命に据えたのは兵庫ダービー馬・バンローズキングス。
この馬、かなり強い馬だと個人的には思っています。
ダートグレードレース・兵庫チャンピオンシップでクリソベリルの3着に入る馬ですからね。
遠征競馬が初ということで、その点は不安であるものの、力は抜けていると思います。
鞍上吉村騎手は、地方競馬随一のハードヒッターですが、そんな騎乗スタイルがこの馬に合っている感じがしますし、ここを制して、さらに大きな舞台に出て行ってほしい一頭です。
以下、対抗も園田の馬・テンマダイウェーヴ。
この馬も強い馬なんですがね。
いかんせん、運がない印象を受ける馬です。
名脇役といったところでしょうか。
それでも、バンローズキングスを除いた他の馬よりは力が抜けていると思います。
▲ロンギングルックは石川ダービー馬ですから、地元の意地を見せてほしいところ。
ただ、金沢の3歳勢を見ていると、あまりレベルが高い感じはしません。
強敵揃いの他地区勢にどう食い下がれるかが見ものです。
押さえておきたい一頭はフォアフロント。
やや距離は長いかな、という印象ですが、立ち回り次第では上位進出も可能だと思います。
佐藤友則騎手がどんな騎乗を見せてくれるでしょうか。
コメント