南関東競馬、略して南関競馬。
かつては北関東競馬もあった中での「南」関東競馬なのですが、北関東競馬がなくなり、その言葉だけが残りました。
南関競馬を形成するのは4つの競馬場。
大井、川崎、船橋、そして浦和。
このうち、大井、川崎、船橋の3場はナイター設備があり、今の時期はナイター開催。
一方、浦和はナイター設備がないためデイ開催です。
普段、昼間に仕事をしていると、平日の昼間に行われる浦和競馬は、他の南関3場に比べて、ちょっと縁遠い存在。
おのずと分析も甘くなりがちです。
加えて、浦和競馬場はトリッキーなコースで有名な競馬場。
特に1600mのトリッキーさは全国随一といっても過言ではないでしょう。
そんな南関の「秘境」ともいえる浦和競馬の予想を今回はしてみたいと思います。
24日水曜日の開催メイン、トワイライトカップです。
A2以上クラスの1500m戦。
出走は11頭です。
それでは、浦和1500mの傾向と対策を、2016年以降、2019年7月1日までのデータから見ていきましょう。
浦和1500m 傾向と対策
脚質×馬番
勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
1-6 | 10.6% | 21.2% | 30.5% |
逃げ | 29.6% | 46.0% | 55.0% |
先行 | 12.3% | 28.5% | 40.9% |
差し | 6.4% | 15.2% | 25.5% |
追込 | 2.6% | 6.2% | 10.8% |
7-12 | 7.2% | 14.4% | 23.0% |
逃げ | 20.4% | 34.9% | 45.1% |
先行 | 10.8% | 20.9% | 31.1% |
差し | 4.2% | 10.3% | 20.1% |
追込 | 1.4% | 3.6% | 8.4% |
浦和の1500mはスタート直後から緩やかなカーブになり、直線に入るような形状。
したがって、内枠が有利なコース形状ですが、その結果が如実にデータにも表れています。
騎手成績(勝率順・騎乗回数30回以上)
勝率順 | 騎手名 | 騎乗回数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 左海誠二 | 135 | 22.2% | 36.3% | 46.7% |
2 | 的場文男 | 104 | 22.1% | 33.7% | 52.9% |
3 | 森泰斗 | 249 | 20.1% | 34.1% | 43.4% |
4 | 赤岡修次 | 32 | 18.8% | 40.6% | 53.1% |
5 | 吉原寛人 | 69 | 15.9% | 24.6% | 30.4% |
6 | 真島大輔 | 87 | 14.9% | 28.7% | 44.8% |
7 | 和田譲治 | 188 | 13.3% | 23.4% | 38.3% |
8 | 酒井忍 | 148 | 12.8% | 29.1% | 41.2% |
9 | 張田昂 | 112 | 12.5% | 23.2% | 32.1% |
10 | 山口達弥 | 41 | 12.2% | 19.5% | 34.1% |
浦和コースなのに、浦和の騎手がトップ10に入ってこないというのもなかなかシュールですね。
左海誠二騎手はこの条件で挙げている30勝中、25勝が小久保智厩舎の馬。
(残りは林正人厩舎で5勝)
2位の的場文男騎手が9厩舎から23勝を挙げていることを考えると、極端ですね。
種牡馬成績(勝率順・産駒の出走回数30回以上)
勝率順 | 種牡馬成績 | 出走回数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | ヘニーヒューズ | 20 | 25.0% | 25.0% | 35.0% |
2 | キングカメハメハ | 55 | 21.8% | 32.7% | 43.6% |
3 | デュランダル | 28 | 21.4% | 32.1% | 39.3% |
4 | ファスリエフ | 60 | 20.0% | 25.0% | 30.0% |
5 | タイキシャトル | 52 | 19.2% | 28.8% | 36.5% |
6 | アフリート | 21 | 19.0% | 33.3% | 33.3% |
7 | ヨハネスブルグ | 35 | 17.1% | 20.0% | 42.9% |
8 | アサクサデンエン | 42 | 16.7% | 26.2% | 38.1% |
9 | ケイムホーム | 43 | 16.3% | 20.9% | 27.9% |
10 | ブライアンズタイム | 44 | 15.9% | 29.5% | 36.4% |
トワイライトカップの予想
◎トーセンゼロス ○ツルマルキングオー ▲アギト |
前走の南関転入初戦を白星で飾ったトーセンゼロス。
中央1勝クラスでも好走していただけに、+26キロの馬体重でも後続に0.9秒差をつける圧勝でした。
前走の勢いそのままに2連勝を飾ると見て本命を打ちました。
安定の小久保厩舎、この条件でランキング3位の森泰斗騎手。
死角と言えば、2走ボケくらいでしょうか。
頭は堅いと見ます。
以下、浦和実績があるツルマルキングオー、3歳馬アギトは小久保厩舎×左海誠二騎手という黄金コンビ。
枠の利があるとすればアギトかもしれませんね。
いずれにせよ、トーセンゼロスを除けば、伏兵が多数いると思われるレース。
例によって、馬体と馬場傾向を見てから・・・
といきたいところですが、デイ開催なんですよねぇ・・・。
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