全国各地の地方競馬場で行われてきた、今年のスーパースプリントシリーズ。
その最終戦を飾るのが、習志野きらっとスプリント。
船橋競馬場の1000mで行われます。
今年の出走は14頭。
園田から2頭、高知から1頭を迎えてのレースとなります。
早速、船橋1000m戦の特徴から分析してみましょう。
船橋1000m 傾向と対策
脚質×馬番
勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
1-7 | 8.2% | 17.5% | 27.1% |
逃げ | 24.5% | 46.2% | 54.9% |
先行 | 14.2% | 26.4% | 39.9% |
差し | 3.9% | 12.0% | 23.1% |
追込 | 1.5% | 3.8% | 7.6% |
8-14 | 11.4% | 20.7% | 29.8% |
逃げ | 33.6% | 54.3% | 65.0% |
先行 | 13.2% | 25.1% | 38.3% |
差し | 4.5% | 10.8% | 19.5% |
追込 | 1.3% | 2.0% | 3.9% |
外枠有利の傾向。
これは後程言及するので、よく覚えておいてください。
ただ、差し・追い込みは内枠有利です。
騎手成績(勝率順・騎乗回数10回以上)
勝率順 | 騎手名 | 騎乗回数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 御神本訓 | 29 | 37.9% | 48.3% | 65.5% |
2 | 的場文男 | 19 | 31.6% | 36.8% | 47.4% |
3 | 繁田健一 | 24 | 25.0% | 41.7% | 41.7% |
4 | 石崎駿 | 44 | 22.7% | 31.8% | 45.5% |
5 | 森泰斗 | 99 | 19.2% | 37.4% | 48.5% |
6 | 本橋孝太 | 71 | 18.3% | 25.4% | 35.2% |
7 | 張田昂 | 77 | 18.2% | 26.0% | 37.7% |
8 | 江川伸幸 | 39 | 17.9% | 28.2% | 28.2% |
9 | 濱田達也 | 31 | 16.1% | 22.6% | 41.9% |
10 | 西啓太 | 19 | 15.8% | 21.1% | 36.8% |
またしても、御神本騎手がトップ。
そして、注目はその勝率・連対率・複勝率の高さ。
意外なのは大井の帝王・的場文男騎手が2位という事実。
トップ3が船橋以外の騎手というのがなんともはや・・・。
種牡馬成績(勝率順・産駒の出走回数10回以上)
勝率順 | 種牡馬名 | 出走回数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | アグネスデジタル | 30 | 36.7% | 46.7% | 46.7% |
2 | Old Fashioned | 11 | 36.4% | 36.4% | 45.5% |
3 | シニスターミニスター | 21 | 33.3% | 38.1% | 47.6% |
4 | ベーカバド | 18 | 27.8% | 55.6% | 66.7% |
5 | ファスリエフ | 43 | 25.6% | 34.9% | 46.5% |
6 | スマートファルコン | 16 | 25.0% | 31.3% | 43.8% |
7 | ダノンシャンティ | 13 | 23.1% | 46.2% | 46.2% |
8 | オレハマッテルゼ | 30 | 20.0% | 30.0% | 33.3% |
9 | ストーミングホーム | 20 | 20.0% | 30.0% | 45.0% |
10 | ヴィクトワールピサ | 10 | 20.0% | 20.0% | 30.0% |
すいません、2位の種牡馬、知りません・・・。
ミスドの定番ドーナッツみたいな名前ですね・・・。
アピアに死角はあるか
さて、今回のこのレース。
スピード自慢が揃ったレースとは言え、アピアの実績が断然抜けています。
船橋1000mは5戦5勝。
負けるイメージがあまりできないのですが、あえて死角を探ってみましょう。
斤量
今回アピアが背負う斤量は58キロ。
58キロを背負うのは今回が2回目。
以前に背負ったときは2番人気で2着に敗れています。
ただ、このとき敗れた相手はキタサンミカヅキ。
今回、キタサンミカヅキ並みの他のメンバーがいるかというと、いないわけで・・・。
したがって、あまり斤量は気にしなくていいと思います。
レース間隔
今回アピアは3月の大井1000m以来のレースとなります。
約4か月ぶりの出走ということになりますが、過去にこれだけ出走間隔が開いたケースというと、昨年のこのレースに臨む過程。
このときは4月に出走して、7月のこのレースでしたので、約3か月の間隔が空いています。
ちなみにこのとき=昨年のこのレースは1着でした。
また、その後、8月に出走したレースのあと、12月に出走しており、約4か月空いていますが、このときも1着でした。
というわけで、アピアはむしろレース間隔が開いた方が走る馬と言えます。
今回が4か月ぶりとなることは、むしろプラス要素として捉えるべきでしょう。
外枠出走
アピアはこれまで船橋1000mで5勝を挙げていますが、5勝の馬番を見てみると、
3番→5番→5番→5番→5番
と、なぜか5番ばかり。
そして内枠ばかり、という傾向です。
今回は10番に入りましたから、今までと違うレースになる可能性はあります。
ただ、先ほど分析した通りで、船橋1000mは前に行く馬ならばむしろ外枠の方が有利な傾向が出ています。
アピアは出遅れることがほとんどない馬。
スタートからハナを切れれば、外枠の利を活かして、むしろ今までより楽にレースが運べるのではないでしょうか。
習志野きらっとスプリントの予想
◎アピア ○デイジーカーニバル ▲ラディヴィナ △コウエイエンブレム |
アピアに死角という死角は見当たりません。
連覇濃厚と見ました。
ただ、アピア以外の馬というと、これは混戦模様。
相手筆頭に挙げたのはデイジーカーニバル。
距離短縮後、その充実ぶりは目を見張るものがあります。
今回は相手関係が一気に強化されるので、今後の試金石的なところはありますが、大崩れはしないと見ました。
以下、前走川崎で好走したラディヴィナ。
森泰斗騎手に乗り替わりとなり、陣営のこのレースにかける意気込みが伝わってきます。
押さえとして挙げたいのはコウエイエンブレム。
中央オープンでバリバリやっていた馬が地方に転入してきました。
初戦は様子見だとは思いますが、能力だけ考えると非常に怖い存在。
他、上には名前を挙げませんでしたが、馬券はノブワイルドやクルセイズスピリツあたりにまで手を広げたくなる一戦です。
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