いやあ、今週も盛大に馬券を外しました。
予想しても、予想しても、当たらない。
いや、言い訳をすると、いい線はいっているんです。
目星をつけた馬はちゃんと来ているんです。
なのに当たらないのは、やっぱり馬券の買い方の問題。
永遠に終わることのない課題のように思えてきました。
さて、今回予想したいのは、15日・海の日に行われる名古屋の重賞・名港盃。
2001年から3歳以上の1900m戦になったこのレース。
今回はかなり面白いメンバーが集いました。
早速、検討に入りましょう。
3歳馬が初参戦
さて、なにが「かなり面白い」のかというと、2つあります。
ひとつは3歳馬の参戦。
このレースが2001年に3歳以上のレースになって以来、はじめての3歳馬出走となります。
実は、昨年も3歳馬が出走を予定していたのですが、出走取消に。
なので、今回、無事出走してくれれば、初の出来事、ということになります。
そして、その出走する3歳馬が、現在11戦11勝のエムエスクイーン。
前走は東海ダービーを制している牝馬です。
玉砕覚悟で出てくる3歳馬ならいざしらず、無敗のダービー馬が古馬挑戦ですからね。
否応なしに盛り上がります。
こういったチャレンジをしてくれた陣営に敬意を表したいです。
強力な遠征馬
そしてもうひとつ、このレースが面白いと思う点。
それは、強力な遠征馬が出走してくること。
まずは元・中央オープン馬で、園田の重賞も制しているタガノヴェリテ。
園田ではトップレベルの馬です。
そして園田からもう一頭はメイショウオオゼキ。
こちらはまだ重賞を制していないものの、笠松のオグリキャップ記念で、名古屋の雄・カツゲキキトキトと差のない2着。
重賞でもたびたび上位に食い込んでいる実力馬です。
さらには古豪・タガノゴールド。
こちらも元・中央オープンで、園田転入後、8歳馬にして重賞を2勝。
長距離レースで圧倒的な存在感を示しています。
このように、園田から現役トップクラスの馬が3頭も参戦するということで、大注目のレースと言っていいでしょう。
願わくば、ここに名古屋の総大将・カツゲキキトキトが参戦してくれれば、これほど面白いレースはなかったんですがね…。
エムエスクイーンはどれくらい強いのか。
さて、このような2つの側面から面白いレースとなっている名港盃。
特に、初参戦となる3歳馬・エムエスクイーンがどれくらい強いのか、という点がポイントでしょう。
そこで比べてみたいのが名古屋1900m戦の勝ちタイム。
エムエスクイーンが出走した1900m戦と言えば、愛知県知事賞東海ダービー。
この時のエムエスクイーンの勝ちタイムは2.03.2(重)でした。
この名古屋1900mに出走したことがある馬は、タガノヴェリテ。
2018年の東海菊花賞で遠征し、カツゲキキトキトの2着に敗れていますが、その時の走破タイムが2.02.5(良)。
馬場状態の違いはあれど、単純なタイム差で考えれば、エムエスクイーンは到底古馬に太刀打ちできないということになります。
遠征馬の実力は?
一方、タガノゴールドも今年の梅見月杯で名古屋1900mに出走した経験があり、このときのタイムは2.06.2(良)。
このタイムならば、エムエスクイーンが圧勝できるタイムです。
では、タガノヴェリテとタガノゴールドの力差ですが、両馬の前走はくしくも六甲盃(2400m)。
距離が極端なので、あまり参考にはならないかもしれませんが、このレースでタガノゴールドはタガノヴェリテに0.5秒差をつけて完勝。
こういう力関係を見てみると、決してエムエスクイーンは無謀とも言える挑戦をしているわけではないように思えます。
なお、園田からの遠征馬でもう一頭有力だと挙げた、メイショウオオゼキも六甲盃に出走して3着。
やはり、ほぼ互角の力関係と見ていいようにも思えます。
ということは、園田からの遠征馬3頭とエムエスクイーンの三つ巴ならぬ、四つ巴、という構図ではないでしょうか。
以上の点を踏まえて、名港盃の予想をしてみたいと思います。
名港盃の予想
◎エムエスクイーン ○タガノヴェリテ ▲メイショウオオゼキ △タガノゴールド |
結局、本命に据えたのはエムエスクイーン。
四つ巴の構図で、エムエスクイーンを本命に据えた理由は二つ。
一つは斤量。
今回、エムエスクイーンは53キロで出走。
他の古馬の牡馬・セン馬とは4キロ差。
3歳馬のこの時期とはいえ、この斤量差は大きいと思います。
そしてもうひとつは地の利。
相手がカツゲキキトキトだったとはいえ、結局、タガノヴェリテもタガノゴールドも、そしてメイショウオオゼキも遠征競馬で勝てていません。
地元の利を活かせるという点では、やはりエムエスクイーンに一日の長があると思います。
そのエムエスクイーン以下、今回コースでカツゲキキトキトの2着があるタガノヴェリテ。
この距離ならば、タガノゴールドよりもメイショウオオゼキのほうが上と見たいと思います。
もちろん、タガノゴールドも押さえたうえで、ですが。
まあ、この4頭以外、めぼしい馬もいないので、あとはやっぱり馬券の買い方次第ではないでしょうか。
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