上半期ダート競馬の総決算・帝王賞
いやあ、今年ももうすぐ折り返し地点ですね。
歳をとったせいか、月日が流れるのが本当に早く感じます。
あー、やだ、やだ。
で、その今年の上半期のダート競馬を締めくくる、帝王賞が今週27日に行われます。
今年も上半期の総決算にふさわしい顔ぶれがそろいましたね。
フェブラリーSの勝ち馬、ノンコノユメあたりが出てきてくれると、さらに盛り上がったのでしょうが、中央も地方もなかなかのメンバーがそろったと思います。
ゴールドドリーム1択?
注目は何といっても、かしわ記念を制してGI・3勝目を挙げたゴールドドリームでしょう。満を持してここに出てきた感がありますね。
GIでここ3走でパーフェクト連対中ですから、このレースでも軸になることは間違いありません。
ただ、ちょっと怖いのは、この馬、右回りをあまり走ったことがなくて、実績がイマイチなんですよね。
勝ったGI・3勝は、いずれも左回りコース。
右回りの戦績は[2.1.1.1]で、これだけ見ると悪くない気もするのですが、2勝はいずれも新馬と500万下。大井コースは2回走って3着1回と7着1回。
ここにきて本格化してきた馬なので、過去の戦績にあまり囚われる必要はないかもしれませんが、ちょっと気になる要素ではあります。
大井で3連勝中のリッカルドは?
中央オープンから船橋に転入し、転入後は4連勝のリッカルド。
4連勝の内容も圧巻で、しかも近2走は今回の大井2000mコースにおけるもの。
ここでも期待できそうなものですが、リッカルドの中央時代の成績を見ると、重賞を勝ったのは2年前のエルムSのみ。以降はまったく馬券に絡めないまま、船橋に転入しました。
そんな馬が、このメンバー相手に、いきなり勝ち負けするとは思えません。
リッカルドがそういう評価だとすると、それになすすべもなく敗れているほかの地方メンバーはもっと厳しいでしょうね。
テイエムジンソクの復活なるか?
オープン入り以降快進撃を続け、昨年のチャンピオンズカップでは1番人気に推されながら惜しくも2着に敗れたテイエムジンソクですが、今年に入り東海Sを勝ったところまでは良かったものの、その後精彩を欠いています。
今回は初の地方ダートということで、いつもと勝手が違う中、この馬らしいレース展開ができるか、正直言って疑問が残ります。
昨年の覇者、ケイティブレイブは休み明けだが・・・
昨年、このレースを制したケイティブレイブは、ダイオライト記念1着からの休養明けでこのレースを迎えます。
大井コースでは、4戦のみの戦績ながら、[1.2.1.0]と馬券を外していないのは魅力的。
レース間隔が空いた時にちょっと戦績が落ちるようにも見えますが、大井の2000mというのは、条件面でどの馬よりもプラスになると思います。
大井が得意なのはサウンドトゥルーも一緒
ケイティブレイブだけでなく、サウンドトゥルーも大井コースを得意としていますよね。
これまで大井2000mは[2.2.2.1]という、なんとも頼もしい戦績です。
ただ、ちょっと気になるのは、なぜか帝王賞だけは、[0.0.1.1]と奮わないんですよね。夏場はあまり走らない馬なのでしょうか。
馬齢も馬齢だけに、馬券候補には入れたいものの、軸にするのにはちょっとためらわれますね。
で、帝王賞の本命
というわけで、他にもまだまだ気になる馬がいますが、キリがないので、そろそろ帝王賞の結論を出したいと思います。
展開面を考えると、おそらく今年のフェブラリーSのようなレースになるのではないかと踏んでいます。
前走の負けも踏まえ、行くしかないテイエムジンソクとそれに絡んでいくケイティブレイブ。
これに前走のかしわ記念で逃げの境地を見出したオールブラッシュが絡んでいくと、なおのことフェブラリーSのようなハイペースになるのではないでしょうか。
そのハイペースで前が垂れてきたところを、中団からやや後ろ目で待機していて、直線で抜け出すような展開が想定されると思います。
このレース展開に一番合う馬は、結局のところ
ゴールドドリーム
ではないでしょうか。
右回り実績はありません。
確かにありませんが、たまたま適鞍が左回りだっただけ、と思いましょう。
昨年のこのレースも敗れてはいますが、ドバイ遠征帰りでしたから、それもやむなし。
今回はかしわ記念を制し、勢いづいてこのレースに臨んでいます。軸にはもってこいの馬でしょう。
馬券戦略は?
さて、最近、ここまでの予想はいいんですが、ここからの馬券戦略で失敗することが多々ありますので、注意していきたいと思います。
まず、展開面は向かないものの、大井適性からケイティブレイブ、そろそろ復活してもいいころかもしれないアポロケンタッキー、8歳馬だけど大井ならサウンドトゥルー、田辺騎手が不気味なオールブラッシュにゴールドドリームを加えて、馬複5頭ボックス2.4.9.10.12で行きたいと思います。
でも、応援するのはカツゲキキトキト
さて、ここまで予想をダラダラと書いてきましたが、ここからは予想ではなく、ある馬の応援。
そう、愛知から参戦のカツゲキキトキトです。
3歳時から応援しているんですよね、この馬。
その3歳時にジャパンダートダービーに参戦して以来、今回は久々の南関、しかもダート最高峰のレースへの挑戦となりました。
ダートグレードレースにもちょくちょく出走しているんですが、どうしても勝ちきれないんですよね。
何度も中央勢の厚い壁に跳ね返されてきました。
おそらく今回もそうなるでしょう。
力が足りないのはわかっているつもりです。
わかっているつもりですが、この馬は、東海地方におけるエース格の馬です。
馬券になれ!と言わないまでも、せめてレースぶりで、地方競馬の意地を見せてほしいものです。
がんばれ、カツゲキキトキト!
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