こんにちは。usk(@everydaykeiba)です。
桜花賞はグランアレグリア。
バッサリ切った馬に圧勝されると、さすがに凹みます。

結構自信はあったんですが…。
それにしても、ここまでステップレース使わない馬が結果を残すと、
ステップレースってなんなんだろう、
って思いませんか?
自分の予想が外れたから八つ当たりするわけではありませんが、
なーんか、つまんないな
と。
やっぱり、
予定調和・大規模牧場・クラブ馬主・大種牡馬
の中央競馬より、
波乱含み・零細牧場・個人馬主・マイナー種牡馬
の地方競馬のほうが楽しいですね。
(完全に八つ当たり・・・)
ダートグレードレース 東京スプリント
さて、そんな自暴自棄状態のなか、今日も地方競馬の予想です。
今回予想するのは、大井のダートグレードレース・東京スプリント。
距離は1200m。16頭によって争われます。
【東京スプリント枠順確定】
4/10(水)第30回 #東京スプリント (JpnⅢ)の枠順が発表されました!https://t.co/pEr1vxlRqT藤田菜七子騎手を背に地方初参戦となるコパノキッキングや昨年のNARグランプリ年度代表馬キタサンミカヅキなど注目のメンバーが揃いました!#TCK #東京シティ競馬 pic.twitter.com/HHUAJ4XwKg
— 東京シティ競馬(TCK) (@tck_keiba) April 7, 2019
JRAからは5頭が参戦。
南関以外では、園田からナチュラリーが参戦します。
天気予報では、水曜日は雨の予報です。
馬場状態がどうなるかもよく見極めないといけないですね。
東京スプリント 予想のポイント
さて、馬場状態がどうなるかわからないので、馬場状態別に大井1200mの特性を見ていきましょう。
枠番別の有利・不利
まずは、枠番別×馬場状態別の成績をみてみましょう。
例によって2016年以降のオープンクラスにおける成績です。
枠番別成績(すべての馬場状態)
枠 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 2.2.0.24 | 7.1 | 14.3 | 14.3 |
2 | 3.0.2.25 | 10.0 | 10.0 | 16.7 |
3 | 3.2.3.19 | 11.1 | 18.5 | 29.6 |
4 | 2.3.2.26 | 6.1 | 15.2 | 21.2 |
5 | 2.4.3.26 | 5.7 | 17.1 | 25.7 |
6 | 3.3.3.27 | 8.3 | 16.7 | 25.0 |
7 | 2.3.2.30 | 5.4 | 13.5 | 18.9 |
8 | 2.2.4.30 | 5.3 | 10.5 | 21.1 |
馬場状態を問わない場合だと、3枠の好成績が目立ちます。
そのほか、真ん中よりの枠の方が好成績を残していますね。
枠番別成績(稍重~不良)
枠 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 1.2.0.17 | 5.0 | 15.0 | 15.0 |
2 | 2.0.2.17 | 9.5 | 9.5 | 19.0 |
3 | 2.1.2.13 | 11.1 | 16.7 | 27.8 |
4 | 2.1.1.18 | 9.1 | 13.6 | 18.2 |
5 | 1.2.0.20 | 4.3 | 13.0 | 13.0 |
6 | 1.3.2.18 | 4.2 | 16.7 | 25.0 |
7 | 1.2.1.20 | 4.2 | 12.5 | 16.7 |
8 | 2.1.4.17 | 8.3 | 12.5 | 29.2 |
稍重~不良になっても3枠の優位はかわりません。
大外枠の8枠が連対率・複勝率で成績を伸ばしています。
枠番別成績(重~不良)
枠 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 1.2.0.12 | 6.7 | 20.0 | 20.0 |
2 | 2.0.2.12 | 12.5 | 12.5 | 25.0 |
3 | 2.1.0.10 | 15.4 | 23.1 | 23.1 |
4 | 1.1.0.15 | 5.9 | 11.8 | 11.8 |
5 | 1.1.0.16 | 5.6 | 11.1 | 11.1 |
6 | 0.1.2.15 | 0.0 | 5.6 | 16.7 |
7 | 1.2.1.14 | 5.6 | 16.7 | 22.2 |
8 | 1.1.4.12 | 5.6 | 11.1 | 33.3 |
重~不良になると、さらに外枠の優位性が顕著になります。
勝率の部分では依然として3枠ですが、複勝率で見ると8枠が3割超え。
つまり、馬場が悪化すればするほど、外枠が台頭するのが大井1200mというわけです。
脚質別の有利不利
次に脚質別の有利不利を見ていきたいと思います。
同じく、2016年以降のオープンクラスの競走におけるデータです。
脚質別(すべての馬場状態)
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 8.5.6.18 | 21.6 | 35.1 | 51.4 |
先行 | 5.8.1.51 | 7.7 | 20.0 | 21.5 |
差し | 6.4.10.83 | 5.8 | 9.7 | 19.4 |
追込 | 0.2.2.55 | 0.0 | 3.4 | 6.8 |
こうしてみると、圧倒的に逃げが有利ですね。
逆に差し・追込は不利。
特に追込はまったくダメと言っていいでしょう。
外回りコースなので、追込がきくイメージをしていましたが、そうではないのですね。
脚質別(稍重~不良)
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 7.2.3.12 | 29.2 | 37.5 | 50.0 |
先行 | 2.8.0.33 | 4.7 | 23.3 | 23.3 |
差し | 3.2.7.58 | 4.3 |
7.1 |
17.1 |
追込 | 0.0.2.37 | 0.0 | 0.0 | 5.1 |
馬場が渋ると、なおのこと逃げ有利のデータになります。
特に勝率が上がっていますね。
逆に差し・追込はもっとひどい状態に・・・。
馬場の悪化が懸念される水曜日。
追込馬はバッサリ切ってよさそうです。
脚質別(重~不良)
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 5.2.2.10 | 26.3 | 36.8 | 47.4 |
先行 | 1.7.0.24 | 3.1 | 25.0 | 25.0 |
差し | 3.0.5.46 | 5.6 |
5.6 |
14.8 |
追込 | 0.0.2.28 | 0.0 | 0.0 | 7.1 |
さらに馬場が悪化した状態でも、逃げ・先行の優位はかわりません。
大井1200mは逃げ・先行から狙ったほうがよさそうです。
大井1200mはサウスヴィグラス産駒の庭
もうひとつ血統面から重要なデータ。
2016年以降の大井1200mのオープンクラスの競走の上位ランキングを見てみると、サウスヴィグラスが7勝とダントツのトップ。
2位が2勝のWildcat Heirとキングヘイロー。
その他の種牡馬は1勝のみ。
地方競馬ではサウスヴィグラスとタメを張るゴールドアリュールも、短距離ではサウスヴィグラスにはかないません。
今回の出走メンバーにもサウスヴィグラス産駒がいます。
要注意ですね。
東京スプリントの見解
それでは、大井・トウィンクルのオープン週を飾るダートグレードレース・東京スプリントの予想です。
◎はヒロシゲゴールド
まだ中央1600万下を勝ってオープン入りを果たしたばかりの馬。
ダートグレードレースを制している馬がいる中では、実績は不十分です。
しかしながら、3連勝中と勢いに乗っているばかりでなく、その勝ちっぷりがいいですね。
すべて逃げて後続を引き離して勝っています。
これは、逃げ有利な大井1200mでは大きなアドバンテージ。
なおかつ枠も4枠7番で、好成績を収めている中ほどの枠番。
父は大井1200mに強いサウスヴィグラス。
鞍上は武豊騎手で鬼に金棒。
渋った馬場も前走で経験していますから問題なし。
4連勝で一気にダートグレードレースの覇者になると見ました。
○はキャンドルグラス
今回は1枠1番を引きました。
大井1200mの内枠は、あまり好走のイメージがありません。
その分割引かとは思いますが、大井1200mの実績はある馬です。
鞍上の御神本騎手は、大井1200mの勝率が2016年以降、27.3%という高率。
連対率は40.1%です。
これはリーディングトップの森泰斗騎手が17.7%、連対率28.3%であることと比べても、圧倒的な数字であることがわかります。
そして、父はサウスヴィグラス。
枠以外はこの馬が好走する条件がそろっていると見て、この評価としました。
▲はキタサンミカヅキ
大井の1200mでこの馬に印を打たないわけにはいきませんね。
今回と同じ条件であるダートグレードレース・東京盃を昨年制している馬です。
重馬場でも良馬場でも苦にしませんし、実力はメンバー中随一でしょう。
やや間隔が開いたこととがやや不安要素。
そして、脚質的に中団からやや後方に行くタイプの馬だけに、逃げ馬を差し損ねる展開がありそう。
ということこの評価としました。
ただ、地方馬の大将格の馬でもありますので、無様な競馬だけはしてほしくないですね。
△はアクティブミノル
中央から転入して2戦目の前走は、アピアにこそ離されたものの、2着に粘りこみました。
この一戦で、一定程度、地方でもやっていけるだけのメドはついたのではないでしょうか。
今回は馬場が渋ると見られますが、もともと芝で走って実績を積んできた馬だけに、脚抜きのよくなる馬場は望むところ。
元・中央馬かつ芝馬の実力発揮です。
×はナチュラリー
園田からの遠征馬。
この馬も逃げ馬で、なおかつ馬場が渋れば有利になる外枠7枠14番。
ヒロシゲゴールドを内に見る形で流れに乗れれば、人気薄ながら、一発もあると思います。
もともとは中央500万下の馬ですが、有力馬がひしめく園田で着実に実績を残してきました。
遠征競馬でも大駆けを期待したいと思います。
東京スプリントのまとめ
ということで、大井のダートグレードレース、東京スプリントを予想しました。
まとめとしては、
- 馬場状態にかかわらず、真ん中よりの枠が優位
- 馬場が渋れば外枠有利
- 差し・追い込みはほとんど決まらない
- サウスヴィグラス産駒に要注意
といったところでしょうか。
ところで、このレースはコパノキッキングに藤田菜七子騎手が騎乗することで注目を集めています。
コパノキッキング×藤田菜七子といえば、フェブラリーSでのGI初騎乗が注目を集めました。
それ以来の出走となります。
前述のとおりで、後ろから行くコパノキッキングにとって、大井1200mは不利なデータしかありません。
なので、印は打ちませんでしたが、藤田騎手の手綱さばきには注目したいと思います。
思い切って逃げたり、先行したりしたら面白いですけどね。
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