こんばんは。
今宵は連続投稿となります。uskです。
今週は天気の移り変わりが激しいようで、木曜日と土曜日あたりに雨が降るとか。
ただ、そのころは気温も上がるようで、桜の開花を促す雨になるのでは、というようなことをテレビの天気予報でやっていました。
そうですね。そろそろ関東地方は桜が咲くころですね。
3/27の浦和桜花賞のころは、桜がちょうど見ごろになっているかもしれません。
桜が咲くと、いよいよクラシックという雰囲気が高まってきますよね。
そうそうたる勝ち馬がそろう京浜盃
さて、クラシックが近づいてきたことを感じさせるのは、桜の開花だけでなく、レースでも。
今週の大井のメインは、水曜日の重賞・京浜盃です。
言わずと知れた羽田盃へのきっぷを賭けたトライアルレースです。
出走は14頭。距離は1700mです。
過去の勝ち馬を並べてみると、
年 | 勝ち馬 | その後の主な勝ち鞍 |
2018 | ヤマノファイト | 羽田盃 |
2017 | ヒガシウィルウィン | 東京ダービー・ジャパンダートダービー |
2016 | タービランス | 羽田盃 |
2015 | オウマタイム | |
2014 | ハッピースプリント | 羽田盃・東京ダービー |
2013 | ジェネラルグラント | ダービーグランプリ |
2012 | パンタレイ | |
2011 | クラーベセクレタ | 羽田盃・東京ダービー |
2010 | ジーエスライカー | |
2009 | ナイキハイグレード | 羽田盃 |
ということで、そうそうたるメンバーですね。
そして、トライアルレースらしく、羽田盃馬をよく輩出しているレースでもあります。
このレース自体の予想はもちろんのこと、このレースの結果をよく読み解くことが、南関クラシックの予想にもつながると思います。
京浜盃 予想のポイント
さて、今回の出走メンバーを見ると、いつになく豪華なメンバーがそろいました。
注目は何と言っても重賞2勝のヒカリオーソ。
現時点では、今年の南関クラシックにおける主役と言える馬です。
そのヒカリオーソが1枠1番という絶好枠を引き、このレースに臨みます。
すでに勝負付けが済んでいる馬が何頭かいますので、まだ対戦していない馬との力関係を見極めるのが、このレースの予想のカギになりそうです。
今回のメンバーでヒカリオーソと未対戦なのは、
ホールドユアハンド
キングイモン
ホワイトヘッド
シビックヴァーゴ
ジョーパイロライト
の5頭。
これに全日本2歳優駿でヒカリオーソに先着しているウインターフェルを加えた6頭vsヒカリオーソという構図で京浜盃を占ってみたいと思います。
ヒカリオーソを逆転できるのは・・・
ヒカリオーソと未対戦組+ウインターフェルのメンツを並べたとき、やや見劣りするのはキングイモン。
中央からの転入組ではありますが、勝ちタイムがやや平凡。
ちょっと太刀打ちは難しそうです。
ホワイトヘッドとシビックヴァーゴ、ウインターフェルは2歳時に重賞で活躍していましたが、3歳になってから初のレースが今回。
やや割引といった印象です。
ジョーパイロライトは、門別時代にブリーダーズゴールドカップでイグナシオドーロの3着がありますが、イグナシオドーロとウインターフェルはほぼ同等の力があると見れば、ウインターフェル>ジョーパイロライトとなり、やや力量的には落ちるかな、と。
そうすると、ヒカリオーソと未対戦組で逆転の目がありそうなのは、ホールドユアハンドのみ、ということになりそうです。
では、ホールドユアハンドに死角はないのかというと、今回は前走手綱をとった森泰斗騎手から矢野貴之騎手に乗り替わり。
今回のレースで森泰斗騎手はウインターフェルに騎乗しますが、単純に考えると、森泰斗騎手がウインターフェルの方に魅力を感じた、ということなのでしょうか。
仮にそうだったとしても、森泰斗騎手の前まで手綱を取っていた左海誠二騎手になぜ戻さないのか疑問です。
左海誠二騎手はアギトに騎乗しますしね。
となると、未対戦組を見渡しても、ヒカリオーソに太刀打ちできる馬はいなさそう、という見解になります。
もう1頭いた・・・
と、ここまで書いておいて、もう1頭未対戦の馬がいることに気づきました。
ステッペンウルフです。
この馬、なかなか強い馬ですよね。
門別からの転入後、南関では一度も馬券外になっていません。
この馬ならヒカリオーソに対抗できそうな気もします。
ただ、ホールドユアハンド同様、これまで乗ってきた森泰斗騎手から今回は御神本騎手に乗り替わり。
これをどうとらえるかですね。
ホールドユアハンドと同じ捉え方をするならば、ヒカリオーソにステッペンウルフはかなわない、ということになります。
そうなってくると、がぜん気になりだすのは、森泰斗騎手が選んだウインターフェル。
この馬はヒカリオーソに全日本2歳優駿で先着していますし、世紀の誤審があった北海道2歳優駿でも、いったんは勝ちとされた2着。
久々という点が気にはなるものの、南関リーディングジョッキー森泰斗騎手が、ホールドユアハンドやステッペンウルフよりもウインターフェルを上に見ているとなると、ヒカリオーソに対抗できるのはこの馬なんじゃないか、っていう気にもなりますよね。
京浜盃の見解
ということで、ヒカリオーソとの力関係を軸に検討してみた京浜盃ですが、予想をまとめてみたいと思います。
◎はウインターフェル
やっぱり気になってこの馬を本命にしてしまいました。
休み明けというのは気になるものの、全日本2歳優駿で中央馬相手に5着。
なおかつヒカリオーソにも先着しているとなれば、この馬が実力NO.1だと思います。
賞金的には本番への出走は大丈夫だと思われるものの、トライアルレースできっちり勝って、本番に臨みたいというのが陣営の思いでしょう。
だからこそ、他にもお手馬がいる森泰斗騎手を早々に確保した、と見たいと思います。
○はステッペンウルフ
森泰斗騎手にはふられてしまったものの、御神本騎手を配してきました。
御神本騎手は、2歳時にはお手馬がたくさんいて、来年はウハウハだろうな、と思いきや、お手馬たちが次々に負けてしまっている状況。
ここでステッペンウルフを新たなお手馬として確保したいところもあるんじゃないでしょうか。
まあ、そんな人の思惑はさておき、先述した通り、実力は申し分ありません。
前目に行ければとにかくしぶとい馬ですから、御神本騎手の絶妙な先行策で馬券内に残してくれることを期待しましょう。
▲はホールドユアハンド
前走の東京中日スポーツつばき賞は圧巻の内容。
森泰斗騎手が、あの内容で勝つ馬を捨ててウインターフェルに行くとは・・・。
とにもかくにも、中央から転入後、ダートグレードレースの兵庫ジュニアグランプリを除けば、危なげないレース続き。
先行力もありますので、隣枠のヒカリオーソに絡んでいけば、面白いレースになりそうです。
鞍上も矢野貴之騎手への乗り替わりなら安心ですね。
△はヒカリオーソ
実績的には万全。
まあ、戦績的に考えると負けるわけないだろうな、と思うものの、ひとつ気になるのは、「なぜここを使ったか」です。
賞金的にも重賞を2つ勝ってますし、本番に直行しても出走できるのは間違いありません。
なのに、トライアルを使ってきた、ということは、どういうことを意味しているのでしょうか。
最近、中央競馬では、外厩を使って仕上げて、トライアルを使わずに本番に直行するなんていうケースが多発していますが、外厩が発達していない地方では、まだそういうケースはまれです。
すなわち、レースを使って仕上げるという、昔ながらの仕上げが基本です。
そう考えると、この馬にとってこのレースは「叩き」なのではないかと。
そして、そんな読みを裏付ける情報が、瀧川騎手のツイッターからも。
なんでも、「今回は余裕の作り」「あくまでも目標はダービー」だとか。
もちろん、能力だけで勝ち切ってしまう、なんてこともありうるとは思いますが、これは危ない人気馬ではないかと思い、この評価としました。
京浜盃 予想のまとめ
ということで、長々・いろいろ書いてしまいましたが、京浜盃の予想をまとめると、
- ヒカリオーソは実績的に断然。ゆえに、未対戦組に活路を見出したい。
- 数々のお手馬がいる中で森泰斗騎手が選んだ、という点は重視したい
- このレースに出走しなくてもいいはずの馬が出走しているということはどういうことかを考える
といったところがポイントになると思われます。
なんだか今日の予想は、人の思惑を読む、という予想になってしまいましたね。
でも、こういう予想って大事だと思います。
馬が自発的に自分が出たいレースを決めて、出馬投票をしているわけではありません。
馬主だったり、調教師だったりが何らかの意図をもってレースを選んでいます。
その意図を読み解けば、走る馬・走らない馬の見極めがある程度できると思います。
まして、それがトライアルレースであればなおさら陣営の思惑が重視されるはず。
レースによって、観点を変えてみるというのも、悪くはない発想かもしれません。
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